第二子出産記録 <病院編>

第二子出産の記録。病院についてからの状態です。

3:05頃 ナースステーションへ。
あくまで、冷静なふりをして看護婦さんに来たことを報告。
その瞬間、陣痛の波が。
とりあえず、LDR(分娩台の部屋)に入る前に、近くのベッドで横になるが、
「もう無理!!」と言い放ち、「痛〜〜〜い!!」と叫ぶ。 

すぐにLDRへ。
中では、助産士さん1人と看護婦さん2人の計3人の女性が対応。
このときはまだ、みんな準備が出来ていない。
とりあえず私はズボン、ショーツを脱ぎ、早速分娩台へあがる。
(どれだけ危機的状況か理解していただきたい。)

子宮口を確認するや否や、「もう全開だね。」と助産士さん。

私:(は?全開?全開って言った?) 
  「ってことは、もういきんでもいいんですか?」
助産士:「いいですよ〜〜。」 

イイって、まだ病院服に着替えてないし、この状態でいきむ?
と陣痛が来てないときは、結構冷静に頭で考えられるが、波が来たときは
う〜〜〜〜といきんでいた私。

陣痛の波の合間に、素早く洋服を脱ぎ捨て、寝たまま病院服に着替えさせられ、
看護婦さん達もまた同様に、仕度を始める。
イソイソと、でも冷静にみんな動いていて、何か妙な一体感を感じてしまった。

さて、「う〜〜・ふん、っていきんでください。」と言われたが、イマイチ分からない。
よって、「いきみ方が分かりません。」と私。
お前、二人目だろ。と自分でも突っ込みたくなったが、分娩台に乗ってすぐいきめと
言われても上手く出来ず、素で聞いてしまった。

上手くいきめているのか分からないが、「上手、上手」と褒められると
これでいいのかと疑問に思いながらも頑張ってみた。
それにしても、痛い。今回も叫ぶが、理性が相当残っていて、陣痛が去ったときは、
普通に会話しているところが前回のお産と違うところ。

数回いきむと、「頭の卵膜が見えてますよ〜。」とのこと。早いぞな。
すると今度は「もう、頭が半分出てきているから、いきむのをやめていいですよ。」と言われ、
「ハハハハハハ・・・」と静かに呼吸。
苦しい時間だったが、いきむより楽だったので、続けると・・。頭がするりと出てきたのが分かった。
(見えないけど。)
続けて、身体がゆっくりと出て、無事出産。終了〜〜。3:19。

男児:3670グラム。 身長:53センチ。

終わった。
早かった。あっけなく出産してしまった。さっき、病院に着いたばかりなのに。
出産って、こんなだったっけ?としばし放心状態。

すると、今回もへその緒がついたままカンガルーケア。
やはり、紫色のベイビーは微妙だったが、前回より気持ち悪いとは思わなかったな。羊水のにおいがして、
幸せを感じた瞬間。多分、幸せホルモンがドバ〜っと出たはず。

しばらくして、胎盤が出て卵膜もきれいに出たとのこと。
ここで、当直の先生が私の子宮口の様子を見に来るも、ちらっと見て、うなずいて出て行ってしまった。
オイオイ、何か言ってくれ。っていうか、見たことの無い先生だったので、何の確認かと思った程。

会陰切開なし、擦り傷なし、縫うところもなく、前回めちゃめちゃ痛かった導尿もなく、無傷で生還。

あまりにあっけない出産で、予定日を過ぎてからの悶々と過ごした時間を帳消しにしてね♪
みたいなメッセージが込められているような気すらした。

ちなみに、助産士さん曰く、
「もっと小さくて、へその緒が首に巻いてなかったら、もっと早かったはずですね〜。」とのこと。
こうなることを予想して、ビックになるまでお腹の中に居たのだろうか。首に袈裟を巻いて待っていたのだろうか。
まぁ、無事に生まれてくれたから、今となってはどうでもいいことだけど。

それにしても、一般的に二人目の出産は予定日より早くなる。と聞いていて、私もそうだろうと思い込み、
37週を過ぎてからず〜〜〜〜〜〜っと待ち続けた日々。毎朝毎朝、両親に「おはよう。」と言うのも
嫌になるほど待ち続け、疲れた。

というわけで、我が家に第二子が誕生。
ますますにぎやかになりそうな気配。 みなさま、どうぞよろしくお願い致します。