久しぶりの「戯言」

 ある人が自分の奥さんに言いました。
「お前も古い考えや常識を捨てないと、そのうち子供達に愛想を尽かれるぞ」と。

その事業家はこうも言っていました。
「俺は、子供達にしてきたことを自分に恩返ししてもらおうとは思っていない。
ただ、自分がされたことを自分の子供にしてもらいたいだけだ。そうすれば、
どんなに大変だったか分かるはずだ。」と。




その人の名言は数々あります。
「遠慮と貧乏はするな。」
「子供は肉の塊なんだから、人間に育てなくちゃいけないんだ。」
「世の中が許しても、俺が許せないときは、俺が成敗してやる。」などなど・・。

過激な発言も多々ありましたが、いつも言葉に気が込められていて
大変子煩悩な人だったと思います。

その人の子供達は、それぞれ家庭を持ち、社会で活躍し幸せに暮らしています。
それが何よりの親孝行だと思っていると思います。



その人は今年還暦を迎え、益々パワーアップしている様子。
原点に戻り更に磨きがかかるように、己を律しているようです。

そしてこの夏、その人の子供達はこれまでの感謝の気持ちを込めてお祝いに駆けつけるそうです。
その気持ちが伝わるといいのですが。



私も、温泉に泊まることだけが、労をねぎらうとこだとは思いません。
感謝の形はそれぞれだと思います。


心配なのは、その人の奥さんが子供達に愛想を尽かされなければいいということだけなのですが・・。